世界の「お金」に見る鳥達
 
-アメリカ合衆国のお金-
 
 
 
ここで紹介するお金は、過去または現在の一時期私の所有物として手にすることが出来た大切な宝ものです。お金を写真で紹介するのは、場合によっては法律上問題になることがあるかもしれませんが、その目的はあくまでもそこに描かれた鳥を紹介することですので、お金の全体像につきましては解像度を落とし、小さめにしてあります。また、本来でしたら「見本」と書くべき所をその代わりに「表」や「裏」と書いております。ここでは単純に紙幣の場合は通し番号がある方を「表」、ない方を「裏」とし、コインの場合は鳥の図がある方を「表」ない方を「裏」としていますので、紙幣発行体が正式に決めている基準とは異なるかもしれません。また、「表」や「裏」の標記が他の図、肖像、文字などにかかってしまうことがあるかもしれませんが、これはそれらの図や文字で表現されている何らかの意味や肖像の人物を無視したり、侮辱はもちろん軽視したりするものでもありません。
また、ここで紹介する鳥の名前は私が独自に調べた結果ですので、万一間違いがある場合にはご指摘いただければ幸いです。


1. 1ドル硬貨のハクトウワシ
 
 
 
ハクトウワシはアメリカの国鳥で、ありとあらゆるところで頻繁に目にするシンボルです。しかし、お金の中で私が気がついたのはこの1ドル硬貨だけでした。
私がアメリカ合衆国に行くとき、一つの夢としてハクトウワシに会いたいと思ったのですが、バーダーの方からは理解していただける気持だと思います。でも本当のところは日本でワシ類を見るのはなかなか難しいので、アメリカで実際に見られるものとは思っておりませんでした。アラスカには相当数のハクトウワシがいるそうですが、私はニューヨークに住んでいましたので物理的にもすぐアラスカに行けるわけでもなくあきらめていました。しかし、「アメリカの鳥」のところで投稿を頂いている藤波さんなどのバーダーにお聞きすると、思ったよりも簡単に見られそうだということがわかりました。現実にマンハッタンの横を流れるハドソン川でも頻繁に確認されています。
私もマンハッタンよりは上流ですが冬にハドソン川近くの公園で立派な成鳥を観察することが出来、大変感激しました。
 
和名:ハクトウワシ
英名:Bald Eagle
学名:Haliaeetus leucocephalus
 
 
 
2. 25セント硬貨のチャバラマユミソサザイ
 
 
 
25セント硬貨の中には、アメリカ各州の名前が入ったものが時々手に入ります。その中で、サウスカロライナ州の25セント硬貨にはCarolina Wrenことチャバラマユミソサザイが描かれています。
私が住んでいたニューヨーク州ライ市でもチャバラマユミソサザイは繁殖しており、冬でも囀るので良く目にすることが出来ました。

 
和名:チャバラマユミソサザイ
英名:Carolina Wren
学名:Thryothorus ludovicianus