私がスイスの鳥を効率的に観察することができ、限られた時間内で識別能力をつけることができましたのは、Mr. S. Pikeの献身的なご指導によることが大きく、大変ありがたく思っています。スイスの鳥についてこのように皆さまにお話しすることができますのは正に彼のサポートの賜であり、この場所をお借りしてお礼申し上げます。

また、チューリッヒ日本人会には探鳥会や野鳥講座を通じて皆さまにバードウオッチングをご紹介する機会を提供していただき、まことにありがとうございました。仕事の忙しさを理由に20年近くも忘れかけていた楽しみを久しぶりに堪能することができました。

 

ヨーロッパで野鳥を見たい!と思っても日本語の鳥情報は入手しにくいものです。
ここではスイスの鳥とチューリッヒ周辺の探鳥地をご紹介しています。
ヨーロッパの中心に位置するスイスは山国ですが、海の鳥から山の鳥まで数多く確認されています。
スイス以外の国に行かれる場合でも、ヨーロッパにはどのような鳥がいるのかという点ではお役に立てると思います。
 
スイスは自然が大変美しい国です。そこに集う鳥たちと接する機会があればスイスでの滞在ををより豊かにできるかもしれません。
そして、そのような機会は案外簡単に得られるのではないでしょうか。
この「スイスの鳥」が少しでもお役に立てば幸いです。
 
チューリッヒ周辺の探鳥地
スイス最大の都市ではありますが、チューリッヒでは市内でも多くの鳥たちを観察することができます。し かし、できるだけ多くの種類を効率的に見てみたいと考える方のためにチューリッヒ近郊で鳥を見に行くにはどのような場所がよいかを紹介して おります。

チューリッヒ、「近所の鳥」調査報告
チューリッヒ市内で短時間近所を散歩したときにどのような鳥と出会う可能性が高いのかを調査した結果をご報告します。チューリッヒ日本人会主催「第二回バードウオッチング講座」(1996年2月8日実施)で使用した記録(1995年分)に1996年の調査分(1〜9月分)を加え、新たに分析し直したものです。2000年の改訂で全面的にレイアウトを作り直し見やすくしました。

スイスの鳥に関するトピック
ルツェルン州の自宅に設置した巣箱にシジュウカラが巣を掛けました。2000年の春から夏にかけてキュンツリさんのお宅で繰り広げられたこのドラマをご紹介します。

スイスの鳥識別入門
チューリッヒ市でもっともよく見られる鳥たちの識別のポイントについてお話しします。これは、チューリッヒ日本人会主催「第三回探鳥会」(テーマ「身近な鳥達」於:Milchbuch/Irchel、1996年6月23日実施)で使用した資料に若干手を加えたものです。

★ユリカモメ掲載「ヨーロッパの鳥」シリーズ
日本野鳥の会東京支部支部報「ユリカモメ」に2000年10月号から2〜3カ月毎に2001年7月号まで4回にわたり掲載された世界の鳥便りシリーズのうちバーダーが担当したヨーロッパ部分です。

  1. スイスの冬鳥
  2. ラインデルタの渡り鳥
  3. タカ類の醍醐味
  4. 中世の建物と鳥達
「白夜のラップランド鳥見旅」2001年6月
ニューヨーク在住藤波さんからの寄稿文、北ヨーロッパ、ラップランドの鳥見旅便りです。
「藤波さん便り」はバーダーの家では「アメリカの鳥」にありますが、この文章はヨーロッパの鳥の話題ですから、便宜のためにこちらからもリンクをしています。

 

スイスの鳥についての記述は、1992年から1996年にBirderがスイスで確認したり、発表した事項を一部修正を加えて掲載しているものです。だいぶ時間も経っておりますので、もし記述内容が現在の実態にふさわしくないことにお気づきでしたら、是非情報をお知らせ下さい。訂正など対応を考え、よりお役に立つものに改めていきたいと思います。

 

連絡先 birder@e-birder.com
よろしくお願いいたします。