オナガフクロウ探鳥行の詳細報告!その1


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投稿者:バーダー - 投稿日時:2001年02月18日 16時30分49秒

2001年2月10〜11日ニューヨーク州エセックスおよびフランクリン郡の鳥=その1=
(eBird情報によるJoe Canale氏の報告)

特記すべき鳥:
オナガフクロウ(Northern Hawk Owl)
ケアシノスリ(Rough-legged Hawk)
ワタリガラス(Common Raven)
マツノキヒワ(Pine Siskin)
ムラサキマシコ(Purple Finch)
ナキイスカ(White-winged Crossbill)
キビタイシメ(Evening Grosbeak)
ギンザンマシコ(Pine Grosbeak)
カナダカケス(Gray Jay)
セグロミユビゲラ(Black-backed Woodpecker)
ミユビゲラ(Three-toed Woodpecker)
エリマキライチョウ(Ruffed Grouse)

【第一日】
オナガフクロウ(Northern Hawk Owl)はこの週末の間まだフランクリン郡のブルーミングデール湿原(Bloomingdale Bog)にでていました。

10日の土曜日にはどこにいるのかわからなかったのですが、北国の聖霊("spirit of the north" )とよばれるオナガフクロウは11日日曜日の朝には高めのトウヒの木のてっぺんに現れました。
(あとで土曜日の午後に出逢った他のバーダーからのE-mailでオナガフクロウは実際に土曜日にも出現していたということでした。)明らかにそれはより地面に近いところに身を隠していたのを我々があきらめて帰った後でそのバーダーDerek White氏が見つけたものです。
土曜日はとても風が強く、実際彼は金曜の午後遅くにオナガフクロウを見たのですが、もしかしたらそれは強い風を避けるためにどこかに隠れているのではないかと考えたのです。

土曜日は天気のせいで一般に全然成果の上がらないバーディングでした。我々がブルックリンを朝5時にでたときには摂氏16度あったのですが天気は次第に寒くなり風も強くなってきて高速を北へ走るに従って温度は何度も下がっていきました。

高速でのハイライトとしてはケアシノスリ(Rough-legged Hawk)ですが、アルバニー(Albany)の料金所広場にいたとき87号線と90号線のインターチェンジ近くの草地の上で停空飛翔をしているのを見ました。
この場所はケアシノスリを確認するのに最も信頼できるスポットで、私はこれまで良くこの場所でケアシノスリを見ています。

Glens Fallsのすぐ北のところで雨が降り出し、5分後には雪に変わりました。
午前10時半頃小雪の中を我々は給油のためにKeene Valleyへ立ち寄りました。 ガソリンを満タンにして、寒冷気候に耐えられる装備を身につけ数ブロック離れたAusable Innまで走りました。
途中近くの餌台でとまりましたが、そこには数羽のオウゴンヒワ(American Goldfinch)と一羽のムラサキマシコ(Purple Finch)がいました。その後は走り慣れたいつもの道筋(73号から86号、そして3号から55号線へ)をたどりブルーミングデール湿原の遊歩道に正午に到着しました。

最初はそこを通過してしまったのですが、55号線を走るときにはゆっくりと走行距離メーターを見ながら走ることがポイントです。
しかし、その場所はその道筋で数台の車が止まれるくらいの大きな待避所が路肩にあるただ一つの場所ですので、これを知っていれば見過ごすことはかなり少なくなるでしょう。

我々はオナガフクロウが見られなかったのでかなり気落ちしました。何人かのバーダーにあったのですが、彼らは一日中その鳥を見ていないといっていました。
我々はSaranac Lakeのバーガーキングへ行き昼食を取り、2時に湿原に戻りましたがそのフクロウはまだ見つけられていませんでした。また、Bloomingdaleのすぐ外側で55号線に面して置かれているStephensonの餌台でも特に動きはありませんでした。
このときまでには我々は完全に落ち込んでおりました。

そのフクロウがいないだけではなくて、いるという情報を読んできたナキイスカ(White-winged Crossbill)は一体どこへ行ってしまったのだろう。
我々はSaranac Lakeへ戻る道路上で二羽のエリマキライチョウ(Ruffed Grouse)を目撃したときに少しだけ気を取り直しました。我々はLake Placidの外側にあるChubb Riverへと向かいましたが、その時には風は正にビュービューと吹いており、雪は舞っていました。
そこでも同様に殆ど鳥影が無く静かでしたが、約600メートルほど行った針葉樹の木立でイスカ類のチリリリーという声を聞きました。木の上でナキイスカ(White-winged Crossbill)の群がいるのを見つけました。その時までには暗くなりはじめていましたが、とても鮮明に白っぽい帯が翼にあるのと交差した嘴を確認することが出来ました。
結局その日は全くダメということにはなりませんでした。

その日はアディロンダックのHeart Lakeにある「Adirondack Loj」で泊まりました。 気温は一日下がり続け5時に到着しチェックインしたときには既に零下10度にまで下がっていました。もし皆さんがこの鳥見旅をしようとお考えなら、このloj(ロッジ=lodgeと発音する)に泊まることをおすすめします。
立地はハイキングやクロスカントリースキーそして探鳥にもってこいで 、料金もリーズナブルです。しっかりした食事を出しSaranac Beerは一瓶たったの$2.50です。また、宿泊施設からの売り上げはアディロンダック国立公園内での自然保護活動を推進するために使われます。

(その2に続く)


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