ニューヨーク今冬の話題


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投稿者:藤波 理一郎 - 投稿日時:2001年03月06日 11時57分08秒

3月というのにニューヨークはまだ時々雪が降り、三寒四温が繰り返される天候。
しかし、日当たりの良い梢の枝ではメキシコマシコ、ノドジロシトド、ショウジョウコウカンチョウ達が囀り始め、何となく冬も終わりに近づいている事を感じる。

今冬のニューヨークバーダー達を喜ばした話題は、まずシロフクロウが下りて来てくれた事であろう。
冬、ニューヨークにシロフクロウが下りて来るのは8年間に3度の割合と言われており、毎年は来ないので皆が見たがる珍客の一種である。
今年は彼らの棲息地極北ツンドラ地帯のレミング(タビネズミ)の数が少ないため餌を求めて3年ぶりにやって来てくれた。 モントウク、シナコック、ジョーンズビーチ等やニュージャージーの海岸など、あちらこちらに現れたので、あの優雅な姿を何回も見ることが出来た。

真っ白な成鳥はほとんど下りて来ないが、やはり今回も頭と背中に斑点が残る若鳥であった。
ニューヨーク湾に浮かぶ”自由の女神像”の島の横、リバティーステートパークに数週間居てくれたのでさっそく出掛けてみた。 マッハッタンの摩天楼を背景に遊歩道の街灯に止まっている姿は何とも不思議なものであった。
また、自由の女神像の横をふわふわ音もなく飛んでいる光景は実に奇妙で、まさに大都会に出てきたお上りさんである。 極北の白一色の原野で見る彼らの姿と比べると、締らないと言うか何となく品粗な感じがして気の毒であった。 しかし、大きな金色の目で人をジーと見る顔は実に魅力がある。

もう一つの話題は、町から北へ車で6時間程走ったアディロンダック州立公園のブルーミングデールという町に”オナガフクロウ”が現れたことだろう。
通常、極北の森林地帯に住み、ニューヨーク子達もめったに見ることが出来ない人気フクロウとあって大騒ぎ。 雪がしんしんと降る寒い中、車を転がして久しぶりにアディロンダックへ行ってみた。

丸裸の梢を少群で活発に移動している”キビタイシメ”や”ナキイスカ”を見ながらオナガフクロウを探す。 ウイークデーなのに結構な数のバーダーに会う。
オナガフクロウは昼でも活発に餌取りをするし、モミの木の天辺に止まる事が多いので非常に見つけやすい。 尾が長くフクロウらしくない姿が魅力的である。
何とネズミを雪の上に放して呼び寄せるバーダーが居り、フクロウも空腹とみえて高い枝から目の前一直線に降りてきてそれを捕まえる光景も見ることが出来た。

両フクロウとも毎日のようにレアーバード・ページを賑わし、ニューヨーク子を喜ばした今冬のスーパースターであった。


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