ビールの鳥

 
4. Kingfisher (カワセミ)
 

 
インドのBangaloreにあるUnited Breweries Limitedの製品としてイギリスでライセンスを受けて醸造し、アメリカのテキサス州ダラスにあるAmerican United Breweries International, Inc.で輸入されたものです。容量は12fl.oz.で355mlも併記されています。キャップは白で、赤い丸でかこまれています。ラベルの絵と同じものが描かれていて凝った作りです。
 
瓶は緑色でラベルは瓶の首(下の上左側)と瓶の本体(下の上右側)さらに瓶の本体裏側(一番下の中央)に計3枚はられています。
 
 


 
ラベルには、上記の製造者・輸入者、および米国法上で必要な事項が明記されていますが、ビールの特徴と思われる点は次のような点でしょう。
Kingfisherは1857年以来今日に至るインドでベストセラーのラガービールであること。
 
良質の麦芽とホップから醸造されていること。
 
冷やして給仕すべきこと。
 
【ビールの味わい】
 
透明なトパーズ色で、炭酸が弱くアワはほとんどでません。
 
味はほとんど無くさっぱりしていて、苦みが少なく軽い喉ごしです。
 
はやりの辛口ビールの喉ごしで、こくはほとんど無いと言っても良いようです。
しかし、一気に飲み干すと後に果物のような香りが残るのが何とも心地よい後味です。
 
冷やして飲むと辛いインドの料理にマッチしそうです。
 

 
 
 
【鳥の名前について】
 
「Kingfisher」は迷うことなく「カワセミ」なのですが、ラベルと蓋に書かれたカワセミの絵が、日本で見られるカワセミとは異なります。
いろいろと調べてみましたが、この絵のように赤い嘴でかつ白い首と腹、目の上の青い部分と羽の褐色部分、頭の前後の黒という色をしている種類は確認できませんでした。
日本にもいるカワセミはインドでも広く分布しているので、とりあえず普通のカワセミとして扱うこととしました。
もし、このラベルをご覧になって、このような色のカワセミが実在するものであることを御存知でしたら、バーダー宛ご一報いただければ幸いです。
 
和名:カワセミ
英名:Common Kingfisher
学名:Alcedo atthis