世界の「お金」に見る鳥達
 
-シンガポールのお金-
 
 
 
ここで紹介するお金は、過去または現在の一時期私の所有物として手にすることが出来た大切な宝ものです。お金を写真で紹介するのは、場合によっては法律上問題になることがあるかもしれませんが、その目的はあくまでもそこに描かれた鳥を紹介することですので、お金の全体像につきましては解像度を落とし、小さめにしてあります。また、本来でしたら「見本」と書くべき所をその代わりに「表」や「裏」と書いております。ここでは単純に紙幣の場合は通し番号がある方を「表」、ない方を「裏」とし、コインの場合は鳥の図がある方を「表」ない方を「裏」としていますので、紙幣発行体が正式に決めている基準とは異なるかもしれません。また、「表」や「裏」の標記が他の図、肖像、文字などにかかってしまうことがあるかもしれませんが、これはそれらの図や文字で表現されている何らかの意味や肖像の人物を無視したり、侮辱はもちろん軽視したりするものでもありません。
また、ここで紹介する鳥の名前は私が独自に調べた結果ですので、万一間違いがある場合にはご指摘いただければ幸いです。


1ドル札表面のエリグロアジサシ
 
 
 
日本では九州南端、奄美大島から沖縄方面でしか見られないエリグロアジサシは、東南アジアの海岸ではそれ程珍しくはありません。海に浮かぶ摩天楼とエリグロアジサシの描かれた1ドル紙幣は、シンガポールの環境をよく表現していると同時に、シンガポールの国民のこの鳥に対する親近感をも示しているように感じられます。
 

 

和名:エリグロアジサシ
英名:Black-naped Tern
学名:Sterna sumatrana