世界の「お金」に見る鳥達
 
-ニューカレドニアのお金-
 
 
 
ここで紹介するお金は、過去または現在の一時期私の所有物として手にすることが出来た大切な宝ものです。お金を写真で紹介するのは、場合によっては法律上問題になることがあるかもしれませんが、その目的はあくまでもそこに描かれた鳥を紹介することですので、お金の全体像につきましては解像度を落とし、小さめにしてあります。また、本来でしたら「見本」と書くべき所をその代わりに「表」や「裏」と書いております。ここでは単純に紙幣の場合は通し番号がある方を「表」、ない方を「裏」とし、コインの場合は鳥の図がある方を「表」ない方を「裏」としていますので、紙幣発行体が正式に決めている基準とは異なるかもしれません。また、「表」や「裏」の標記が他の図、肖像、文字などにかかってしまうことがあるかもしれませんが、これはそれらの図や文字で表現されている何らかの意味や肖像の人物を無視したり、侮辱はもちろん軽視したりするものでもありません。
また、ここで紹介する鳥の名前は私が独自に調べた結果ですので、万一間違いがある場合にはご指摘いただければ幸いです。


1000フラン札裏面のカグー
 
 
 
オーストラリアに近い南太平洋に位置するフランス領ニューカレドニアは、森村桂の「天国に一番近い島」の中で紹介されていますので、日本人にもなじみがあります。
ニューカレドニアでは多くの海洋性の鳥達を観察することが出来ますが、この国だけに生息するカグーをあげないわけにはいきません。世界の絶滅危惧種の中でも最も危険な状態にある鳥の一種であるカグーはカグー科カグー属というこの鳥一種だけのために分類されている珍しい種類ですが、どちらかというとツルやクイナの仲間に近いと言われています。鳥であっても飛ぶことは出来ず、地面で生活しますので外地から導入された野犬などに脅かされてすみかを奪われているのです。野生のカグーを見ることはまず出来ませんが、首都ヌメアにある動物園では何羽かを見ることができます。1000フラン札の片隅にこの鳥の姿を見つけると、絶滅への道をひたすら進んでいくこの種への哀れみを感じざるを得ません。
 

 

和名:カグー
英名:Kagu
学名:Rhynochetos jubatus