世界の「お金」に見る鳥達
 
-リトアニアのお金-
 
 
 
ここで紹介するお金は、過去または現在の一時期私の所有物として手にすることが出来た大切な宝ものです。お金を写真で紹介するのは、場合によっては法律上問題になることがあるかもしれませんが、その目的はあくまでもそこに描かれた鳥を紹介することですので、お金の全体像につきましては解像度を落とし、小さめにしてあります。また、本来でしたら「見本」と書くべき所をその代わりに「表」や「裏」と書いております。ここでは単純に紙幣の場合は通し番号がある方を「表」、ない方を「裏」とし、コインの場合は鳥の図がある方を「表」ない方を「裏」としていますので、紙幣発行体が正式に決めている基準とは異なるかもしれません。また、「表」や「裏」の標記が他の図、肖像、文字などにかかってしまうことがあるかもしれませんが、これはそれらの図や文字で表現されている何らかの意味や肖像の人物を無視したり、侮辱はもちろん軽視したりするものでもありません。
また、ここで紹介する鳥の名前は私が独自に調べた結果ですので、万一間違いがある場合にはご指摘いただければ幸いです。


リトアニアは1991年にソ連から独立しましたが、それから1993年にかけての非常に短かい期間、タロナスという通貨単位を使っていました。私は偶然この通貨1タロナスと10タロナス紙幣を入手しましたが、そこには下記のような鳥が描かれていました。
 
1. 1タロナス札、表面のタゲリ
 
 
 
繁殖羽の雌雄のタゲリが小さな紙幣の中心に大きく描かれています。
 

 
和名:タゲリ
英名:Lapwing
学名:Vanellus vanellus
 
 
 
2. 10タロナス札、表面のヨーロッパビンズイ
 
 
 
この紙幣には、鳥の種名は書かれていませんが、巣材からヨーロッパビンズイであることは間違いないと思われます。
 

 
和名:ヨーロッパビンズイ
英名:Tree Pipit
学名:Anthus trivialis