世界の「お金」に見る鳥達
 
-日本のお金-
 
 
 
ここで紹介するお金は、過去または現在の一時期私の所有物として手にすることが出来た大切な宝ものです。お金を写真で紹介するのは、場合によっては法律上問題になることがあるかもしれませんが、その目的はあくまでもそこに描かれた鳥を紹介することですので、お金の全体像につきましては解像度を落とし、小さめにしてあります。また、本来でしたら「見本」と書くべき所をその代わりに「表」や「裏」と書いております。ここでは単純に紙幣の場合は通し番号がある方を「表」、ない方を「裏」とし、コインの場合は鳥の図がある方を「表」ない方を「裏」としていますので、紙幣発行体が正式に決めている基準とは異なるかもしれません。また、「表」や「裏」の標記が他の図、肖像、文字などにかかってしまうことがあるかもしれませんが、これはそれらの図や文字で表現されている何らかの意味や肖像の人物を無視したり、侮辱はもちろん軽視したりするものでもありません。
また、ここで紹介する鳥の名前は私が独自に調べた結果ですので、万一間違いがある場合にはご指摘いただければ幸いです。


1. 1000円札のタンチョウ
 
 
 
おなじみの我が国の千円札です。その裏面にはタンチョウが描かれています。
タンチョウは主として北海道東部に生息していますが、非常に数が少ないために天然記念物とされています。
しかしながら、お金に描かれたタンチョウは我が家の財布の中で最も普通に見られる鳥で、「留鳥」とは言えませんが「お札」の中では自然界のスズメやカラス並に最も親しみのもてる種類です。
 
 

 
和名:タンチョウ
英名:Manchurian Crane
学名:Grus japonensis
 
 
2. 10000円札のキジ
 
 
 
我が国の一万円札です。その裏面にはキジが描かれています。
キジは主として本州以南の平地などに生息している留鳥です。日本の国鳥はヤマドリですが、残念ながら桃太郎の話のおかげで、キジの方がヤマドリよりもずっとポピュラーとなり、まるで国鳥であるかのように我が国の最高額紙幣におさまっています。自然界ではそれ程珍しくはない鳥ですが、狩猟鳥として放鳥されているコウライキジ(首に白い輪があるのが特徴)におされぎみで、次第に数が少なくなっているものと思われます。
我が家では、お金に描かれたキジは天然記念物や絶滅危惧種として大切にしたい種類で、季節的には給料日直後が一番お目にかかりやすく、次の給料日直前には殆どお目にかかれない「旅鳥」として認識されています。個人的には、三菱信託銀行のグローイング(5年もの変動金利定期預金)などで大切に保護増殖を考えたい種類です。
 
 

 
和名:キジ
英名:Japanese Green Pheasant
学名:Phasianus versicolor